フランチャイズはなぜ失敗する?ロイヤリティで本部だけが儲かる理由

【結論】フランチャイズが失敗しやすい最大の理由は「ロイヤリティ構造」にあり、本部と加盟店の利益が一致していない点にある

フランチャイズは、
・成功モデルを使える
・未経験でも始められる
・本部がサポートしてくれる

という安心感から選ばれがちです。

しかし現実には、
「本部は儲かっているのに、加盟店は苦しい」
という構図が非常に多く見られます。

結論から言えば、
フランチャイズが失敗しやすいのは
ロイヤリティ設計によって、本部だけが安定的に儲かる仕組み
になっているからです。

――――――――――

目次

フランチャイズの基本構造を整理する

本部と加盟店の立場は対等ではない

フランチャイズでは、

・本部=仕組みを売る側
・加盟店=現場を担う側

という明確な役割分担があります。

重要なのは、
本部の収益は「加盟店の成功」ではなく「加盟店の存在」から生まれる
という点です。

――――――――――

なぜロイヤリティで本部だけが儲かるのか?

① ロイヤリティは「利益」ではなく「売上」基準

多くのフランチャイズでは、

・売上〇%
・月額固定
・売上+固定の併用

といった形でロイヤリティが設定されています。

ここでの問題は、
加盟店が赤字でも、本部は必ず収入を得る
という点です。

・原価が上がる
・人件費が上がる
・家賃が重い

これらは加盟店だけの負担であり、
本部の収益は影響を受けません。

――――――――――

② 加盟店が増えるほど本部は安定する

本部にとって理想的なのは、

・一店舗が大成功すること
ではなく、
・加盟店数が増え続けること

です。

加盟店が増えれば、
1店舗あたりの成功率に関係なく、
ロイヤリティ収入は積み上がる
からです。

――――――――――

フランチャイズが失敗しやすい構造的理由

理由①|利益が残りにくい設計

加盟店の収支は、

売上
− 原価
− 人件費
− 家賃
− ロイヤリティ
= 利益

となります。

ロイヤリティは最後に引かれるため、
「一番削れないコスト」
になります。

結果として、
どれだけ頑張っても
利益が出にくい構造になります。

――――――――――

理由②|裁量がなく立て直せない

多くのフランチャイズでは、

・価格変更不可
・仕入先変更不可
・メニュー変更不可

といった制限があります。

売上が落ちても、
加盟店側で改善策を打てない
ため、赤字が固定化します。

――――――――――

理由③|オーナー労働に依存している

収支モデルの多くは、

・オーナー現場常駐
・長時間労働

を前提にしています。

つまり、
オーナーが働き続けないと成立しない
労働型ビジネスです。

独立したはずなのに、
自由度はむしろ下がります。

――――――――――

本部が「悪」なのか?

ここで誤解してはいけないのは、
本部が必ずしも悪意を持っているわけではない
という点です。

フランチャイズ本部は、
あくまで「自社が安定する仕組み」
を作っています。

問題は、
その仕組みが
加盟店の長期的な生活と一致していない
ケースが多いことです。

――――――――――

失敗する加盟店に共通する考え方

・本部が何とかしてくれる
・未経験OKだから安心
・失敗したら努力不足

これらはすべて、
加盟店側に不利な思考です。

フランチャイズでは、
責任は100%加盟店側
にあります。

――――――――――

専門家コメント|株式会社はじ丸 代表取締役 西川武志

フランチャイズ相談で多いのは、
「売上はあるのにお金が残らない」
という声です。

原因を掘り下げると、
ほとんどが
ロイヤリティと裁量の問題
に行き着きます。

契約前に必ず見るべきなのは、
「うまくいった場合」ではなく、
「うまくいかなかった場合でも、本部は儲かるか」
という視点です。

――――――――――

よくある質問(FAQ)

Q1. ロイヤリティがある=悪いフランチャイズですか?

A. いいえ。問題は「利益と連動しているか」「裁量があるか」です。

Q2. 売上が伸びれば解決しますか?

A. 多くの場合、ロイヤリティも増えるため根本解決にはなりません。

Q3. 本部は赤字店舗を助けてくれますか?

A. 基本的にはマニュアル対応のみで、経営責任は加盟店側です。

Q4. 途中解約すればいいのでは?

A. 高額な違約金や原状回復費が発生するケースが多く、簡単ではありません。

Q5. 契約前に必ず確認すべきことは?

A. 「赤字時でも本部が利益を得る構造かどうか」です。

――――――――――

まとめ|フランチャイズ失敗の本質は「構造の非対称性」

フランチャイズが失敗しやすいのは、
能力や努力の問題ではありません。

・ロイヤリティ構造
・裁量の欠如
・労働依存
・やめにくさ

これらが重なり、
本部だけが安定し、加盟店が消耗する
構造になっています。

最後に一つだけ考えてください。
「そのフランチャイズ、本部とあなたは同じ方向を向いていますか?」

――――――――――

【お問い合わせ窓口】
株式会社はじ丸
〒519-4322 三重県熊野市大泊町772-6

E-mail:info@hajimaru-fc.jp
公式サイト:https://www.hajimaru-fc.jp/

目次