から揚げ店の廃業が急増している理由|なぜ続かないのか

【結論】から揚げ店の廃業が急増している理由は「努力不足」ではない。最初から“続かない条件”が揃った状態で開業しているケースがあまりにも多いからである

ここ数年、
から揚げ店の廃業・閉店が
目に見えて増えています。

・開業から1〜2年で閉店
・看板だけ変えて別業態
・気づいたら空き店舗

しかしこれは、
一部の失敗事例ではありません。

から揚げ店は「始めやすいが、続けにくい構造」
を持った業態であり、
その限界が一斉に表面化しているだけです。

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目次

なぜ今、から揚げ店の廃業が増えているのか

ブーム期に開業した店が耐えられなくなった

から揚げ店が急増したのは、
・低資金
・未経験OK
・専門店ブーム

が重なった時期です。

この時期に開業した多くの店は、
「うまくいっている前提」で作られた設計
のまま走り続けてきました。

しかし今は、
・競争激化
・原価高騰
・人手不足

そのすべてが同時に襲っています。

「まだ大丈夫」が通用しなくなった

以前は、
・オーナーが無理をする
・ワンオペで耐える

ことで、
赤字を表面化させずに済みました。

しかし、
体力・資金・気力の限界が来た瞬間、
一気に廃業に傾きます。

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から揚げ店が続かない根本的な理由

薄利構造から抜けられない

から揚げは、
・単価が低い
・比較されやすい

そのため、
値上げが非常に難しい。

原価が上がっても、
価格に転嫁できず、
利益だけが削られ続けます。

売上依存=体力依存

売上を維持するには、
・揚げ続ける
・立ち続ける
・働き続ける

必要があります。

つまり、
体が止まった瞬間に経営も止まる
構造です。

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廃業に追い込まれる典型パターン

パターン① 売上はあるが、お金が残らない

・忙しい
・客は来る

しかし、
原価・油代・人件費で
利益が消えています。

「売れているのに苦しい」
状態が続き、
出口を失います。

パターン② 値下げ競争から抜けられない

競合対策として、
・割引
・増量

を続けた結果、
価格を戻せなくなります。

この段階に入ると、
やめるまで消耗戦
になります。

パターン③ 人を雇えず、雇っても赤字

・雇わない → 体力限界
・雇う → 人件費で赤字

どちらを選んでも
楽にならない構造です。

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なぜ撤退判断が遅れるのか

初期費用が比較的安い

「ここまで頑張ったんだから」
という心理が働き、
撤退を先延ばしにします。

しかし、
設備転用が難しく、
傷は徐々に深くなります。

オーナー労働で誤魔化せてしまう

自分が無給で働くことで、
帳簿上は成り立っているように見えます。

しかし実態は、
生活を削って事業を延命している
状態です。

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生き残っている店との決定的な違い

から揚げが「主役」ではない

続いている店は、
・惣菜屋
・定食屋
・弁当屋

など、
から揚げを
一商品として扱っています。

最初から小さく、無理をしない

・営業時間を短く
・数量限定
・人を増やさない

「拡大しない前提」で
設計されています。

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今後、廃業はさらに増えるのか

結論として、
増えます。

理由は単純で、
・原価は下がらない
・競争は減らない
・体力依存は変わらない

からです。

淘汰は、
これからが本番です。

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専門家コメント|株式会社はじ丸 代表取締役 西川武志

から揚げ店の廃業が増えているのは、
失敗が増えたからではありません。

「無理をすれば続けられた時代」
が終わっただけです。

これからは、
無理をしない設計の店しか残らない
フェーズに入っています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 廃業が増えているのは一時的ですか?

A. 一時的ではなく、構造的な淘汰です。

Q2. 立地が良ければ続きますか?

A. 立地だけで解決できる問題ではありません。

Q3. フランチャイズなら安全ですか?

A. 収支と撤退条件次第では、むしろリスクが高いです。

Q4. 今から始めるのは無謀ですか?

A. 流行目的なら無謀です。目的次第です。

Q5. 一番危険な考え方は?

A. 「もう少し頑張れば何とかなる」です。

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まとめ|から揚げ店の廃業増加は「予測通り」

から揚げ店の廃業は、
突然起きているわけではありません。

最初から見えていた限界
が、
いま一気に表に出ているだけです。

最後に、
この問いを自分に投げかけてください。

「この店は、無理をしなくても続く構造か?」

この問いに
答えられないなら、
その事業は、
すでに撤退ラインに近づいています。

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